3年目の理学療法士が転職する前に考えるべきこと
3年くらい経験したし、他の病院で働こうかな。
ちょっと合わない人もいるし、転職して環境を変えると働きやすくなるんじゃないかな。
そんな転職を考えている、3年目の理学療法士・作業療法士にお送りします。
3年目の理学療法士が転職する前に考えること
1.人間関係が原因でやめるべきではない
2.退職金はほぼ出ない
3.転職回数をあまり気にしすぎなくても大丈夫
4.仕事のやりがいを感じられない場合
5.仕事に責任が出てきて余裕がなくなる場合
6.会社の方針が合わないと感じる場合
7.年収が下がる可能性がある
3年目の理学療法士が転職する前に考えること
最初に結論です。
10年後、20年後、どのような生活を送りたいかを考えて意思決定しましょう。
今の職場にとどまるも良し、転職活動をするもよしです。
どちらが正解とも言えないので、自分がどのような生活を送りたいのか、どのような人生にしたいのか。
自分の価値観に沿って生きると良いと思います。
仕事にも慣れてきて、量をこなすこともできるようになってくる時期の3年目。
先輩からも頼りにされ始めて、色々な仕事にも責任が出てくるころだと思います。
ちょうどこのころから、転職について考える人が増えてくる傾向にあると、経験上思います。
ただ、この転職したいという思考。
一時の感情だけで決めていないでしょうか。
将来の未来予想図をしっかりと立てて、計画的に転職活動をする必要があると考えています。
3年目に転職する前に、一度冷静になって立ち止まって考えてもらうきっかけになるような記事になっていますので、最後までご覧ください。
1.人間関係が原因でやめるべきではない
職場の人間関係が原因で転職を考える場合です。
パワハラやセクハラなど、緊急性の高い場合は即転職で大丈夫です。
精神を消耗しながら働くことはないです。
すぐに逃げてください。
それ以外の場合、ちょっと嫌な上司がいるとか、合わない同期がいるとか。
このような理由では、転職活動は控えた方がいいと考えています。
結論は、どの職場でも同じような人はいっぱいいるからです。
この場合の正解は下記の通りです。
・転職ではなくて人に対する認識を変える。
・対処法を学ぶ。
もし、転職した先に、合わない上司や仲良く慣れそうもない同期がいた場合はどうしますか?また転職しますか?という話になってきます。
緊急性がない場合は、人に対する認識や捉え方を変えていく必要があります。
私も、以前はかなり悩みましたし、消耗しました。
でも、上司に対する認識を変えたり、対応の仕方を学んだりしたおかげで、ストレスが減りました。
ストレスが減った具体的な行動は、本を読んだことです。私の人生を変える本に出会えました。
リンクを貼っておくので、気になる人は覗いてみてください。
超有名なビジネス書です。
意外と医療業界は、このような本を読んでいる人は少ないです。
他の業種だと、当たり前に読んでいる本になります。
私も最初は、聞き慣れない名前の本という印象しかなかったです。
最近になって色々な芸能人が読み、メモを記入したバージョンのものも見つけました。
読みやすく漫画にもなっていたりもします。
原著が読みにくかったら、漫画で解説されているものからでも良いし、ユーチューブで要約してくれているものを見ても良いと思います。
とにかく、より円滑な人間関係を気づいていく上でかなり重要な本だと思います。
2.退職金はほぼ出ない
3年目の皆さん。退職金、出ると思いますか?
結論、ほぼ出ません。
ちょっとでも出たら、ありがたいくらいですかね。
3年目の退職金の相場は、15〜20万円前後くらい
だそうです。
しかし、5月入社とか年度途中で入社した場合は、満3年働いていないと、退職金が出ない場合もありますので、注意してください。引越しの費用の足しになる程度ですかね。
3.転職回数をあまり気にしすぎなくても大丈夫
転職回数が多いと判断される回数は、下記の通りです。
ただ、無闇に転職をしてきたというわけではなく、キャリアアップ目的や結婚に伴う引越しなど、転職の理由を明確に説明できると、回数だけで不採用になることはない様子です。
また、転職時の面接の時に経歴をわかりやすくまとめた資料を提出したり、今まで得てきたスキルなどを適切にプレゼンすることができると、採用される確率が上がるようです。
4.仕事のやりがいを感じられない場合
理学療法士・作業療法士という仕事にやりがいを感じない場合、治療の効果が出ずに患者様に喜んでいただけていないことが考えられます。
この場合、治療技術が悪いわけではなく、適切な評価ができていない場合があります。
治療効果が出ない場合は、患者様もセラピストも不満な結果に終わってしまうため、後味がかなり悪くなります。
1日中このようなことの繰り返しだと、さすがにやりがいは感じられませんよね。
なので、このやりがいを感じないということが、評価ができていないことにある場合は、転職をしても問題が解決しないことになります。
理学療法士、作業療法士の仕事自体に魅力を感じないという場合は、異業種へ転職をすることをお勧めします。
世の中には3万種類の仕事があると言われていますので、その中の一つが合わなかっただけです。
つぎを探しましょう。
5.仕事に責任が出てきて余裕がなくなる場合
3年目になると、先輩から色々な仕事を任されることが出てきます。
私は、仕事を色々と任せてもらったり、自分で仕事を取りに行っていた方でした。なので、仕事の量が増えると、自分が会社や上司に認められたような気がして、嬉しかったのを覚えています。
しかし、全員がこのように喜ぶわけではないことはわかっています。
負担に感じる人もいるでしょう。
仕事の量が増えてきて、自分一人でこなせないとなってきた場合。
解決策は、「他者を巻き込む」
みんなで仕事をしてみましょう。
任された仕事は全て一人でこなせと言われているわけではないと思います。
なので、色々な人を巻き込んで、チームとして課題を解決していきます。
もちろん仕事をリードしていったり、管理するのはあなたです。
小さな部署長になったつもりで、仕事、人の動きを管理してみましょう。
管理職というのも、同じような仕事をしているはずです。
将来的に昇進した際には、このような経験が生きてくると思います。人を動かすにはどのようにすれば良いのか、勉強になると思います。
6.会社の方針が合わないと感じる場合
働く職場も色々な方針があります。
・少し緩めなスケジュールで、じっくりと治療させてもらえるところ
・とにかく1単位でどんどん患者様をみていくところ
・自主練習指導中心で個別リハがなかなかできないところ など
本当に様々です。
もちろん、病院や施設で、制度上働き方が決まっている場合もあります。
その場合は仕方ないこともありますが、会社の方針と自分が働きたいスタイルが合わないことがあれば、転職をお勧めします。
こういう場合は、転職目的が明確になりやすいですよね。
次の転職先でも面接の時に、堂々と辞めてきた理由や、今後の自分のやりたいことなどを語れると思います。
採用する側としては、このように、やめた理由が明確だったり、今後やりたいことが明確な方が採用したいと思いますよね。
7.年収が下がる可能性がある
現在働いている職場の条件よりも、必ず給与面での条件が良くなるとは限りません。
1つ注意点があります。
時給換算してどのくらいもらえているのか。
転職した先が、給料は少し良くても実は拘束時間が長く、時間当たりの単価が低いなんてこともあると思います。
この辺りは交渉です。
交渉の時に武器になるような条件は下記の通りです。
・希少性のあるスキルを身につけている
・マネジメント経験がある
このような経歴を武器に、交渉してみると良いかもしれません。
あまりにも市場の年収とかけ離れた額で交渉してしまうと、そもそも採用されません。
自分の市場価値や、年収の相場をよく頭に入れて交渉に臨みましょう。
自分の市場価値を確認するために、転職活動で確認してみるというのも一つの手段だと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
転職の時に考えるべきことがなんとなくお分かりいただけたと思います。
色々な意味で、キャリア形成が重要な時代だからこそ気をつけたい転職活動。
失敗が無いようにしたいですね。
今回の記事があなたの転職活動に少しでも参考になれば幸いです。