【解決策あり】理学療法士は副業禁止?それでも副業を行う方法
そもそも何で副業は禁止されているの?
このような疑問を持つ方も多いことでしょう。
自分の職場では副業が禁止されているから、副業の話なんて自分には関係ないなんて思っていませんか?
そんなことはありません。
物価高や電気代、ガス代などの高騰で、家計は大変な状態になっている人も多いはずです。
副業で少しでも稼ぐことができれば、家計は助かりますよね?
今回の記事では、そもそも何で副業が禁止されているのか、副業が禁止されていても、副業を行う方法について解説します。
理学療法士は副業できるのか?
今回の記事の結論になりますが、理学療法士は副業が禁止されていても、副業をすることはできます。
ただし、やり方を間違えたり、確定申告を間違えたりしてしまうと、会社にバレてしまうことになりますので、注意が必要です。
副業を始める前に、副業に関する業務規定や法律、憲法などについて知っておくと、マインドフロックが外れて副業がやりやすくなります。
業務規定のチェック
まずは会社の業務規程をチェックしてみましょう。
古くからのルールが全然変わらないところは、副業が禁止のままの業務規定になっている可能性があります。
2018年ごろから副業解禁の流れが出始めましたが、それ以降に業務規定が変わったり策定されたりしている場合は、副業がOKになっている場合もあるかもしれません。
中には、許可さえ取れれば副業ができる職場もあるので、まずは業務規定のチェックから始めてみましょう。
仮に業務規定で副業が禁止となっていても、心配はありません。
正しい方法で副業を行えれば、会社にバレる可能性は低いです。
法律ではどのようになっている?
副業は法律で禁止されているわけではありません。
なので、一般の会社員は副業を行うことは合法です。
しかし、国家公務員や地方公務員となると、話が違います。
公務員は、国家公務員法や地方公務員法で、副業の規制があるため、副業は法律違反になってしまいます。
憲法ではどのようになっている?
日本国憲法第22条には以下のように示されています。
何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。
つまり、人に迷惑をかけなければ、住む場所も、引越しも、どんな仕事を選ぶかも自由ですよ。という意味になります。
なぜ副業が禁止されるのか?
ここまで、法律や憲法によって副業が禁止されていないことを解説してきました。
しかし、多くの医療機関、クリニックなどの職場では、副業禁止のところが多いのか、それほど多くの人が副業を行なっていないのが現状です。
令和2年に行われた、労働政策審議会安全衛生分科会では、正社員で副業をしている人の割合は、5.9%、医療・福士分野で副業をしている人は、9.9%しかいないことがわかっています。
出典:労働政策審議会安全衛生分科会 |副業・兼業に係る実態把握の内容等について
では、なぜ副業が禁止されてしまうのでしょうか?その理由を解説します。
本業に支障が出るから
理由の一つ目は、本業に支障が出てしまうことです。
副業が忙しくなり、本業の時間内に副業をしてしまったり、寝不足による遅刻や居眠りなどをしてしまったりすると、本業に支障が出てしまいます。
これらは、職務専念義務違反となります。
職務専念義務とは、
仕事の時間は、自分の仕事に集中してくださいねと、雇う側と労働者の間で交わされる契約です。
公務員の場合は、職務専念義務が明文化されています。
民間企業の場合は明文化こそされていませんが、労働契約を結ぶと同時に職務専念義務が発生すると考えられています。
参考:弁護士法人ALG
副業で情報漏洩や会社の信用毀損などが起きてしまうから
本業で得た情報を副業で漏洩させてしまったり、会社の信用を落としてしまったりするようなことを行なってしまうと、本業の会社に迷惑がかかります。
このようなことが起こる可能性もあるので、副業を禁止している企業もあるといって良いでしょう。
本業の会社と競合してしまうから
副業で、本業の競合になるような仕事をしてはいけません。
競合になるような仕事をしてしまうと、競業避止義務違反となる可能性があります。
競業避止義務違反とは、競業となるような企業を設立したり、競業となるような企業への転職をしたりすることを言います。
つまり、本業の会社の競争相手になってはいけないということです。
参考:弁護士法人ALG
副業がバレるケースと対応策
ここまで副業を行ってはいけない理由はないことを法律や憲法の面から解説しました。
しかし、副業が実際にバレてしまうと、会社で注意をされてしまったり、会社にいづらくなってしまうケースもあるでしょう。
業がバレるケースと、それぞれの対応策について解説します。
住民税
住民税が増えることで、副業がバレます。
副業で稼げるようになると、稼いだ所得に応じた住民税がかかります。
本業だけの人は、会社が社員に変わって、自治体に住民税を納付しているのです。
上記のように、会社が社員に変わって住民税を納付することを「特別徴収」と言います。
特別徴収という仕組みがあるため、会社の経理担当の人は、社員がどれくらいの所得があるのか、税額から推測することができるのです。
副業の確定申告で、「住民税の納付方法」を「特別徴収」に○をつけてしまうと、副業の収入も会社にバレてしまうことになります。
なので、必ず住民税の納付方法は、「自分で納付」を選択するようにしましょう。
ここをミスってしまったら、会社にばれますので、絶対に「自分で納付」をチェックするようにしてください。
社会保険
2社目の会社で働いたり、アルバイトで雇われたりすると、一定の条件以上働いてしまうと、社会保険への加入が義務づけられます。
一定の条件は、下記の通りです。
出典:日本年金機構より
2カ所以上で社会保険に加入していると、本業と副業の収入を合算して社会保険料が決められます。
決められた社会保険料は本業の会社にも通知されますので、副業がバレてしまいます。
対策としては、副業で他の会社に所属したり、アルバイトをしたりしないようにすることです。
社会保険に加入しなければ、社会保険が原因で会社に副業がバレることもありません。
会社に所属して、給与として副業収入を得るのではなく、自分の力で稼いで収入を得ていきましょう。
内部告発
副業で稼げてしまうと、同僚や後輩などに話したくなってしまう人もいるでしょう。
気持ちはわかりますが、副業に関して話してしまった人、全員が黙ってくれているでしょうか?
内部告発されたら終わりです。
会社の人に副業に関して話してしまうと、自分の弱みを握らせてしまうことにもなります。
絶対に会社の人には話さないようにしましょう。
役所のミス
副業で稼げるようになると、住民税でバレるという話をしました。
住民税の納付方法は、「特別徴収」と「自分で納付」という2種類から選ぶことができます。
会社に副業がバレるかバレないかの分かれ道になる重要な判断ですが、「自分で納付」にチェクをつけたにも関わらず、「特別徴収」として処理されてしまい、会社にバレてしまうケースもあります。
役所での仕事も人の手で行われますので、一定の割合でミスが生じると考えられます。
このミスは、自分ではコントロールができません。
電話にて、役所に確認をとる以外、確認方法はないでしょう。
どうしても心配な人は、確定申告が終わった後に、「自分で納付」になっているのか、役所の担当部署に確認をしてみましょう。
副業をするならどんな仕事?
副業をするなら、会社に所属するのではなく、自分の力で稼ぐ方がいいと解説してきました。
実際に会社の外に出て、自分の力だけで稼ぐとなると、どのように稼いだらいいのかわからない人が多いと思います。
ここからは、おすすめの副業を紹介していきます。
webライター
Webライターは、企業や個人が運営するサイトの記事を書く仕事です。
1文字○円や、1記事〇〇円などの単価で稼ぐことができます。
1記事から稼ぐことができ、即金性がありますので、モチベーションの維持にもつながります。
パソコン1台あればどこでも稼ぐことができ、働く時間も選ばないため、本業が忙しいリハ職にも最適な副業と言えるでしょう。
また、リハ職は専門職としても知識もあるため、ストレッチや筋トレ、健康に関する記事を執筆することは、比較的簡単にできます。
記事を書く対象も一般の人ですので、難しい言葉遣いをしなくても大丈夫です。
誰でもやる気さえあれば、稼げる副業の一つです。
しかし、依頼がなければ稼ぐことはできませんし、webの文章を書くことに慣れる必要もあります。
また、SEO(検索エンジン最適化)についても、ある程度知っておく必要があります。
稼ぎやすいといっても、全くの素人ではクライアントから依頼をとることも難しいので、見せるポートフォリオをしっかりと作り込み、実績をアピールしましょう。
ブログ
ブログは自分でサイトを作成し、広告収入を得たり、自分の商品を販売したりして収益を得る方法です。
ブログはwebライターと相性がよいため、ライターと合わせて行うと良いでしょう。
文章を書くライティングだけでなく、webデザイン、HTML・CSSなどのコードの学習も一部必要になってきます。
サーバーの契約やドメインの取得など、ライターだけでは行わないことも多く行います。
サイトの作成・管理はどのように行われてるのか、総合的な知識が必要になります。
また、ライターと違い、記事を書けば必ず稼げるわけではありません。
SEOやSNS対策などさまざまな戦略を考えてブログを運営していくことが必要です。
時には、マーケティングの知識も必要になります。
難易度は高いと思いますが、一度稼げるようになると、寝ていても収益が発生する夢のような仕組みです。
ブログが成功すれば、会社員を卒業することも見えてきます。
収益の天井もありませんので、複数のサイトを運営できるようになると、収入は青天井です。
大きく稼げる可能性があることも魅力です。
スキルを売る(クラウドソーシング)
クラウドソーシングでは、さまざまなスキルをweb上で売ることができます。
最近は、さまざまなクラウドソーシングサイトが誕生しています。
そこでは、さまざまなサービスが取引されており、自分ではあまり価値が無いと思っているスキルでも、誰かの役にたつことがあります。
なんの実績もない、でも今すぐに稼いでみたいと思う人は、クラウドソーシングサイトに登録して、自分が売り出せるスキルを売り出してみましょう。
中には、人の話を聞くだけ、愚痴を聞くだけ、ドラマの内容を語り合うだけなどのサービスもあり、立派な資格や実績を持っていなくても、サービスとして売り出している人は大勢います。
まとめ 「とにかく行動して稼いでみよう」
今回の記事では、副業の禁止に関して、解説しました。
法律や憲法によって副業を禁止するものはないため、自信を持って副業に取り組んで大丈夫です。業務規定に副業に関する文言が書いてあるかもしれませんので、一度確認は必要です。
副業に取り組む方は少なく、正社員で副業をしている人は、全体で5%ほどしかいません。副業をする人はかなりの少数派と言えるでしょう。
副業をするうえでは、本業に支障を来さないこと、本業で得た情報を漏らさないこと、本業と競合しないことが重要です。
副業が本業の会社にバレてしまうケースは、住民税、社会保険、内部告発、役所のミスがあります。会社にバレないように、上手に副業をしましょう。
おすすめの副業は、webライター、ブログ、クラウドソーシングです。どれも今すぐはじめられる物ばかりです。
まずはクラウドソーシングサイトの登録から、やってみてはどうでしょうか?
物価高、不景気の時代ですが、副業でどんどん稼いでいきましょう。