【対策あり】職場の人間関係で悩む理学療法士・作業療法士・言語聴覚士へ
使えない上司、仲良くなれない同期、全然成長しない後輩。リハ職の職場には人間関係のストレスがいっぱいある。みんなどうやって対処しているのかな。
こんなに悩む自分はわがまますぎるのかな。
色々な人と関わっていく職場では、ストレスがつきものです。
自分と合わない人も出てくると思います。
先輩、同期、後輩、その他の職種、それぞれ分けて対処法を解説していきます。
先輩への対処法
事例1(大変な仕事・患者さんを押し付けてくる場合)
大変な仕事や患者さんの業務をいつも押し付けてくる。
自分よりも先輩だからなんか断りづらいな。
こんな先輩いないでしょうか。私の職場にはいました。
こんな先輩への対応策をお教えします。
結論、担当になった大変な患者様を、一緒に担当してもらいましょう。
担当振り分けをしている先輩は、自分が担当になりたくないから、あなたに押し付けているわけです。
おそらくその患者様で、苦労することは確定されています。
しかし、病状的な部分や、環境的な部分で大変な人は、ものすごく勉強になります。
いい経験となるため、大変ですが担当した方がいいと思います。
でも、1人で担当するには荷が重いと感じるでしょう。
そんな時に、振り分けをした先輩に声をかけます。
「一緒に担当してもらってもいいですか?」
その患者さんを担当することからは逃げられませんが、振り分けをした先輩も同時に担当になります。
また、あなたと先輩が担当になることによって、責任は先輩が取る可能性が高くなります。
万が一あなたがミスをしたとしても、先輩の指導力不足とみんなからは見られるはずです。
なので、先輩は責任を負うことから逃げられないため、次回からはあなたに大変なケースをふる可能性は減少すると思います。
事例2(全然仕事をしない主任)
全然うちの主任は仕事をしないんだよな。
自分たちばっかり働いて、いざ動いて欲しい時に動かないし。
クソ主任って思っている人は私だけじゃないよ。みんな言っているよ。
こんな主任への対応策です。
主任の働き方は誰がみても完全にNGな場合。
結論、主任のさらに上の上司に相談しましょう。
そのクソ主任を任命したのは、主任よりももっと上の上司です。
当然、任命責任もあります。
その任命責任を問われないためにも、クソ主任の上司は必死になって主任に業務態度や態勢改善のアプローチをすると思います。
しかし、残念ながら、そうそう簡単に人は変わらないです。
なので、クソ主任はそのうち降格になるはずです。
私が勤めている場所でも、他部署の主任が下ろされていましたし、
リハビリの主任も下されていました。
リハビリで他の部署に飛ばされて、実質リハビリからの追放を受けた職員もいました。
他の対処法の紹介です。
自分が見えていない部分があるかもしれないので見方を変えてみる
これは、自分に責任があると考えるパターンです。
物の考え方は、他責思考と自責思考があります。
そのうちの、自責思考に基づいた考え方です。
ようは、自分の考え方、認識の仕方に非があるという考え方のことです。
自分の非を認めることは本当に辛いですが、認めることができれば人間的に圧倒的に成長します。
成長できる考え方は以下の通りです。
・自分の価値観が間違っていた
・自分の判断軸が間違っていた
・他者の考えを受け入れる
一度フラットな目で色々な物事をみてみることが必要です。
同期
仲良くできない人とは、仲良くしなくても大丈夫です。
同期といえど、色々なところからたまたま同時期に集まった仲間。
学校も違うし、考え方も違います。
どうしても仲良くしないといけないと、思う人もいるでしょう。
同期はある意味ライバルでもあります。
価値観が合わない場合は、適度な距離を保ちながら接すると良いです。
同期とものすごく仲良くなった場合
同期ロスに注意です。
職場では毎日顔を合わせますし、大変なことも一緒に乗り越えたりと何かと関係が深まる場面が多いです。
お互い勤務先の近くに一人暮らしをしている場合なんかは、プライベートも一緒にいるなんてことも出てきます。
実際に経験した例ですが、同期に依存すると、どちらかが転職をする時にかなり不安定になります。
同期と仲良くなることもいいですが、しっかりと自立して自分のキャリアをよく考えて行動していくことが必要です。
後輩
後輩の教育担当になったら、後輩の評価をしっかりと行いましょう
経験年数が長ってくると、後輩の指導担当になることも出てくると思います。
何ができて、何ができないのか、どのような思考ができていないのか。
患者様をみるような目で、真剣に評価をすることが大事です。
指導する時は、対等な立場ということを念頭に置きながら接することが大事です。
年が下、経験年数が浅いというだけで、人間としては対等なはずです。
私は後輩でも「さん」づけで、敬語で喋ります。今となってはこのような対処は当たり前な世の中です。
医療業界では、世間一般の常識が浸透するまで少し時間がかかる印象です。
しっかりと情報収集をして、世の中の常識から離れないようにしていきたいですね。
医師との関係
医師とリハ職の関係は、完全な主従関係にあります。
医師からリハビリの指示を出していただかないと、私たちは仕事そのものができません。
では、仕事をもらうためにはどうしたら良いのか。
結論、医師の手間を減らしてあげることです。
指示の内容や、書類など、リハビリと関わると面倒臭いと思われてしまうと、新規のリハビリオーダーが減少する可能性もあります。
特に、診療報酬改定の時には要注意です。
新たな書類が必要になったり、医師の仕事が増えていたりします。
なので、職場的にリハ職が歩み寄れるところは、しっかりと歩み寄る姿勢が大切です。
「医師の仕事だから、自分たちは何もできない、しなくていい。」
ではなく、「何かできることはないか。仕組み的に楽にならないか。」などを常に考える必要があります。
新たに何かを始めたり、システムの変更をしなければならない時は、負担を減らすことを最優先に考えましょう。
医師と喋ることが怖い
なんか迷惑そうだし…。質問責めにあったらどうしよう。
結論、大丈夫です。よほどリハビリに詳しい医師でない限り、質問責めにあったりはしないです。
リハビリは医師よりも長い時間、患者様と接し、色々と評価を行っています。患者様に関する情報は医師よりも持っています。
なので、自信を持って医師に意見を述べてみてください。
追加で物療の指示などが欲しい場合や、リハビリのプロトコルで相談に乗って欲しい時はどんどんと話しかけていいと思います。
ただし、忙しい時間帯に行くと、ただの迷惑でしかないです。
午前中の外来終わりとか、手術の合間、手術終わりの時間などを狙ってみると良いです。
意外と医師も症状が改善しなくて、医師なりに悩んでいることもあります。
なので、お互いの知恵を出し合って、患者様に最適な治療プランを練るイメージで接してみるといいと思います。
ケアマネ
介護保険領域で活躍する人は、関わりが深い職種なのではないでしょうか。
しかし、リハビリに関しては素人同然です。
患者様のリハビリに関することで、申し送りなどをすることもあるでしょう。
その時は、リハビリに関しては素人の知識しかないと思うようにして、
わかりやすい申し送りを心がける必要があります。
残念ながら、中には威圧的な態度をとるケアマネさんもいます。
全事業所というわけではないが、威圧的な態度、馴れ馴れしい態度のケアマネがいることも事実です。
私も、タメ口を聞かれたり、上から目線で話をされて怒られるような形になったことがあります。
もともと何かの管理職など、医療業界以外で役職についていた人などがケアマネになっていると、このような威圧的な態度になっている場合があります。
介護保険領域で働く人は、ケアマネから仕事をもらうような感覚になります。
威圧的な態度、馴れ馴れしい態度をとるケアマネも仕事をくれることもあると思います。
地域的にケアマネ事業所が少ない地域であれば、最低限で関わりましょう。
威圧的な態度をとるケアマネからの依頼を断っても、自分の事業の稼働率に問題が出てこないようであれば、仕事を断ることもいいと思います。
このような事業所は患者様からの評判も悪くなり、そのうち淘汰されていくはず。
落ち着いて様子をみましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
どうしても人間関係に悩むようであれば、転職も視野に入れてみましょう。
辛い環境から逃げてはいけないと考える人がいますが、逃げても大丈夫です。
落ち着いて冷静な判断をして逃げましょう。
自分の考え方を変えるだけでも楽になります。
自己啓発系の本を読んで、私も救われました。
読書をしてみることもおすすめです。
それでは、今回はこの辺で!